♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2021 / 11 / 21  08:17

オランダのストレス解消法【ニクセン】

 

疲れがとれない、ストレス過多...

 

予定がびっしり埋まっているのに、予定が空くと「何かしなくちゃ」と思ってしまったり

 

ついついスマホをいじってしまったり

 

何かをしなくてはという義務感があり

日本人は上手に「休む」ことが苦手だと言います。

 

オランダには

Niksen(ニクセン)」とう考え方があり

欧米でも注目されているといいます。

 

「ニクセン」とは、「何もしない」こと

 

文字通り「何もしない」でストレスを解消するというものです。

 

オランダでは晴れた日は芝生に寝転ったり

ベランダの椅子で空を眺たりする習慣があり

 

ボーッとして自分を義務感や生産性から解放することが大切にしてるのだとか。

 

このボーッとすることの効果は、リラックス作用だけでなく

「ひらめき」を生んだり、生産性を高めたりする効果もあり、実は何もしていないようで仕事の効率を上げることにもつながるといいます。

 

ボーッとするだけで呼吸や心拍数が整うのは、脳内に「セロトニン」という神経伝達物質が分泌されるからで

 

セロトニンは自律神経を整え、心を落ち着かせてポジティブな気持ちにさせる「幸せホルモン」と呼ばれます。

 

 

自律神経は交感神経と副交感神経から成り、これが「活動する時」と「休む時」にそれぞれ機能しながらバランスを取っていますが

 

忙しい毎日、常に張りつめた状態が続くと、交感神経が優位になりっぱなしになってしまうのです。

 

そこで、ときどきセロトニンを分泌させて、副交感神経を高め、自律神経を整えることが大事なのです。

 

 

内臓の動きや呼吸など、私たちの無意識の活動を司り、血流にも大きな影響を与え、

血流が良くなれば、体や脳にエネルギーや酸素がよく行きわたるほか、病原菌やウイルスと戦う免疫細胞も運ばれますり

 

このため、疲れた体や脳が活性化されたり、免疫力が高まったり、

元気が出て、病気になりにくくなる効果があります。

 

最近の脳科学では、ボーッとしている時の脳は、集中している時よりも広範囲にわたって活動していることが分かっていて

 

この時の脳の活動は「デフォルト・モード・ネットワーク」と呼ばれ

これが記憶と記憶を結びつけたり、情報を整理したりする役割を担っています。

 

 

そもそもオランダの小学校には宿題も部活動がないといいます。

 

"お国柄"というか、昔から日本人は「勤勉」な文化があるため

「何もしない」ことに抵抗があったり、罪悪感がある人も多いと思います。

 

でもいつも何かしている状態では、体も心もいずれパンクしてしまいます。

だからこそ、ときには、一度すべてをスローダウンして「何もしないことを楽しむ」という

思想を取り入れることも大切なのかもしれません。

 

日本にもニクセンが広がると良いななんて

思います。

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