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体がダルい、重い…は余分な【水】のせいかも?「津液」とは
なんだか体がだるい、胃のむかつき、
最近体調が悪い日が続く…
謎の不調は身体の中の「水」のバランスが崩れているかもしれません。
東洋医学の考えでは「水」は「重くて冷たい」という特徴があり
余分な水がたまるとことで
身体が「ズーン」と重たくなるのです。
東洋医学では
体内に存在する水分のうち、血以外のすべての体液の総称を津液(しんえき)といい
具体的には汗、涙、尿、粘液などがあげられ
「津液」は気や血などと密接な関係にあり、人体を構成する要素のひとつです。
津液は日本ではざっくりと身体の中の「水」とされ
飲食物から胃や腸の消化吸収によってつくられるとされています。
🔹津液(水)の働き
津液の最大の働きは全身をすみずみまで潤わせることです。
その他身体の余分な熱やほてりを静めたり、汗や尿となり余分な老廃物を排出します。
身体の内臓、骨髄、関節などの働きをスムーズにして髪や肌などを潤わせます。 また、津液は血のように栄養分や滋潤作用があるので血の働きを補完します。
津液と言っていますが、実は津と液の2つにわけることができます。
津は、さらさらとして動きやすい性質を持っています。
全身を循環し、皮膚などに分布していて、体外には汗や涙、唾として現れます。
液は、ねばねばとして流動性が低い性質を持っています。
関節や臓腑、脳などに注ぎ、滋潤や潤滑の役割を担っています。
陰陽という分け方で見ると、津は陽で、液は陰となります。
血とは切っても切れない関係にあるので血が不足すると津液が不足し、津液が不足すれば血も不足します。
●水(津液)が不足している状態『津虚(しんきょ)』
皮膚の乾燥・のどの渇きや空咳・便が固くなる症状がでます。
- 喉の渇き
- 肌や唇の乾燥(粉っぽい)
- 尿量の減少
- 便秘
- 手足がほてる
- 空咳
●水(津液)が過剰な状態『水滞(すいたい)』
余分な水(津液)がうまく排泄できないと、むくみ・白っぽい痰や鼻水・冷えなどの症状がでます。
- 身体が重くだる
- むくみやすい(特に下半身)
- 雨の日や梅雨の時期に具合が悪くなりやすい
- 下痢・軟便になりやすい
- 吐き気やめまい・車に酔いやすい
- 鼻水・痰が多い
生活の中で出来ること
・水が足りていない「津虚(しんきょ)」タイプ
水は冷たいと身体にたまりやすいので、まずは暖かい飲み物をとることが大切です。また、「酸味」と「甘み」を一緒に摂ると、水分補給の効率が上がるため、甘酸っぱい飲み物やフルーツをとると、元気が回復しやすいです。
・水が滞ってる「水滞(すいたい)」タイプ
重くて冷たい水が身体の中にたまっているので、まずは腰や足など下半身を中心に温めることが大切です。水分補給は、温かい飲み物をゆっくりと飲みましょう。また、ウォーキングやヨガ、半身浴などでじわじわと汗をかき水分を排出するのもおススメです。
そして血と水は切っても切れない関係にあるので
まずは血流をアップさせることで
水のバランスも整います。
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