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自然の流れに沿って…【処暑】の過ごし方
残暑は続いていますが、23日から二十四節気では「処暑」。
暑さが落ち着いて、秋の気配が感じられる時季とされます。
... とはいえ夏の疲労がピークになり
一気に“疲れ”を感じ始める人も多い頃。
寒暖差や気圧差の変化も激しい時期ですので、頭痛などを感じる方も多いかもしれません。
中医学では「清熱潤燥(せいねつじゅんそう)・滋陰補肺(じいんほはい)」という 熱を冷ましつつ乾燥を防ぎ、夏の疲れた身体に潤いと元気を与え、秋に向けて「肺」を補うとよい時期とされています。
※「肝、心、脾、肺、腎」の5つを「五臓」とし、肝は春、心は夏、脾は長夏(梅雨)、肺は秋、腎は冬に活発に動くとされています。
気持ちの面では、暦では秋に入っているため、“もの悲しさ”の感情が出やすくなると言われます。
新しいことをスタートさせるよりも
春夏の疲れを少しずつクールダウンするように過ごすと良いとされます。
また、疲れが出やすい「処暑」の頃は、「扶正祛邪(ふせいきょじゃ)」といって、エネルギーを補給・充満させ、寒暖差などで発生する病気(邪)を遠ざけるという考え方が、重要なポイントになります。
しっかりと休息をとり、食欲を落とさないようにしたり
気の使いすぎ、体力の使いすぎ、そして暴飲暴食には、注意が必要です。
これらをしてしまうと心身ともに消耗し、エネルギー不足になり
抵抗力の低下から、邪気が入り込む“隙間”を作ってしまうことに…
深呼吸を意識的にくり返すことで肺が強く養われ、気持ちも穏やかになります。
四季が巡るように
もともと自然には循環装置が備わっていて
むずかしいことや
ややこしいことをしなくても
ちゃんと元に戻るようになっていると言います。
人は便利さや、近道を優先して
自然の法則からかけ離れたことをしすぎて
本来持っていた元に戻るチカラを
忘れてしまっているようです。
夜は寝る
疲れたら休む
悲しい時は泣く...
シンプルなことが、一番のリセット方法かもしれません。
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