♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
眼精疲労と自律神経の関係
体が正常には働くためには、自律神経が深く関係していますが
実は、眼精疲労も同じく自律神経と関係が深く、精神的なストレスなどか原因になることもあります。
自律神経は身体の全身の臓器や器官をコントロールしているので、
症状が出る場所も頭から足・心までの広範囲に及び、症状も人により様々です。
🔹自律神経と防衛反応
人間には危険を回避する時の本能により、自律神経やホルモンの分泌などにより
身構えたり、瞬時に逃げたりできるように身体が反応する仕組みが備わっています。
この反応は強い感情を感じたり、ストレスを受けた時にも働き、
つまり自律神経の働きは私たちの心の状態によって変化しています。
突然、身の危険を感じると、大脳辺縁系(本能)が反応してその情報を視床下部に伝達し、自律神経やホルモンを出す器官に指令を出します。(大昔は獣に襲われるなどの危険が常にあったからです)
そして心臓の脈拍が早くなり、血圧が上がり、早く走るための血液を筋肉に送ります。
何かが突然現れて走って逃げるような身の危険を感じることは現代では少ないとはいえ、時代が変わっても脳の反応は変わらず
精神的なストレスを感じた時にこの反応が起きる仕組みになっています。
🔹自律神経と眼の関係
目(視覚器)には多くの自律神経線維が接続され、目は最も自律神経の影響を受ける器官といっても過言ではありません。
例えば、発表会などで人前に立つと、やたら目や口が乾き、自然と瞬目が多くなったりするという経験があるかもしれません。
まぶたには自分の意志で目を開けるための上眼瞼挙筋とは別に、ミューラー筋という筋肉あり、この筋肉は自律神経(交感神経)の働きで作用します。
心身の活動状態が高まると、自然と人の目は大きくなります。
本人が意識していなくても、周りから見ると目がギラギラしているなどの印象になったり、
逆に、リラックスしている時はまぶたが少し下がるので、優しい感じの印象になるというは何となくわかると思います。
また、涙腺には副交感神経線維が接続してるのでリラックスしていると目は潤い、緊張していると目は乾きます。
また目の後ろには脳があり、
目から入る光の刺激で脳まで痛みが放散し、慢性的な頭痛の原因になることもあります。
それが首や肩などの筋肉や神経に負担をかけ、肩こりのときは主に後頭部が痛み、疲れ目のときには前頭葉を刺激するので、頭全体がぼんやりしたり痛くなったり…デスクワークの人に多い症状です。
自律神経が乱れているから、目が疲れる
また逆もしかりで
眼の使いすぎで自律神経が乱れる
両方あります。
一番はぐっすりと眠ることで自律神経のバランスが整い、眼精疲労や疲労も回復しますが、
日中、嫌ななことがあったなどのストレスを夜に持ち込むと、精神的にも肉体的にも緊張状態が終日続き、自律神経のバランスが崩れます。
夜は部屋の照明を暗めに調節して、音楽を聞く、瞑想などをしたり
特に疲れ目改善のためには、寝る直前までスマホやパソコンの画面を見るのNGです。
たかが眼精疲労と思っていても
体や心からのサインの可能性があります。
同じストレスでも人によって受け取り方や感じ方、はじめから持っている気質などによって、それをストレスと感じる人もいればそう感じない人もいます。
自分がどの方法でリラックスできるのか
ストレスを解消できるのか
知ることも大切かもしれません。
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