♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
原因論と目的論
昨日はお客様とアドラー心理学の話をしました。
私は、施術をするうえで、「不調や痛みには必ず原因がある」(原因論)ので、その原因を見つけることが必要だと思っています。
でも
人生や人間関係では原因論だけでなく
「目的論」も大切なことです。
アドラー心理学でいう目的論は
「全ての感情や行動はある目的を達成するために生み出される」
理由は「原因」だけではなく
「何のためにその行動をするのだろうか?」という観点から見ます。
アドラーの嫌われる勇気では
赤面症で悩む女の子の話が出てきます。
彼女は赤面症を治して、意中の男性に告白したいのだと言います。
アドラー的にはこの「赤面症」があることによって何らかの利益を得ています。
彼女は告白して振られてしまうことを恐れ、
赤面症があるから告白できないのだ、と自分を納得させることで、
告白せずに済む状態に安心しているのだという見解です。
人は隠れた「目的」のために「原因」を作り出します。
症状はなぜ作り出されたのか?
ではなく
何のためにつくり出されたのか?
にフォーカスします。
で、治らない、だからどうすれば治るの?
という話になるわけですが…
目的論で考えると「◯◯の行動を取っているのは△△の目的がある。その目的を満たすには他にどんなやり方があるのだろう?」
「今望んでいること」と「未来に向けて望むこと」に気づき、実現していく方法を見つけるということになります。
症状(問題)が何のためにつくり出されたか、目的がわかれば治療や改善法の方向が見えてきます。
身体でも心でも仕事でも人間関係でも
原因論と目的論の両方を考えると
「○○だからこうなってしまった」
という原因だけ見つけても解決にはなりません。
「自分がどうなりたいか?」
「そのためにはどうすれば良いか?」
その為にはまずは「自分」の思考や行動を変えるほかありません。
「陽転思考」
それは“事実はひとつ、考え方はふたつ”で世界が変わるということ。
今起きていることを「悪いこと」と捉えるか
「良くなるために起きている」と捉えるか
「これしかない」と捉えるか「これだけある」と捉えるか
です。
私もずっと過去に囚われる考え方をしていたのですが
過去ではなく、自分で変えられる「今」にフォーカスすること
で自分の状況や起きる出来事、心も体も変えられるということを実感しています。
昨日を振り返るのも良いですが
今日、明日がちょっとでも良くなりますように☺️
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