♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2019 / 11 / 19  08:10

「歯ぎしり」していませんか?

「寝ている時に歯ぎしりをしていますか?」と聞かれたら


恐らく多くの方が「してない」と答えるのではないでしょうか。



でも


実はほとんどの人は睡眠中に歯ぎしりをしているそうです。



ただ、睡眠中に無意識に行うものなので自覚しづらいのです。


歯ぎしりをすると、歯に強い力がかかり、これが日常的に続くと、歯はどんどんすり減ってしまい、色々な悪影響が出ます。



歯ぎしりとは、上下の歯が不必要に接触している状態です。

歯科用語ではブラキシズムと呼び、

2つの種類があります。

1.グライディング:上下の歯を横方向にギリギリと擦り合わせている状態。

2.クレンチング:上下の歯をグッとかみ締めている状態。



そして最近は

起きているときに歯ぎしりをしている人も

本来、上下の歯の間には隙間があり、唇を閉じていても歯はふれあいません。

上下の歯がふれるのは会話や食事など口を動かすときだけなのですが、

何もしていない時も上下の歯がふれて

これも歯や歯を支える組織にダメージを与えると言われています。


歯ぎしりの原因は?

歯ぎしりの原因は、実ははっきりと分かっていないそうです。

かつては歯並び・かみ合わせの悪さにあると考えられていましたが、最近ではストレスに大きな関連性があるという説が有力です。


人は強いストレスを感じると無意識に体を揺らすなど仕草、行動にあらわれます。

なので歯ぎしりもストレスによる動作の一つと考えられ、歯ぎしりによってストレスを発散しているという説も。



また集中しているときや緊張しているときなどに、無意識に歯にグッと力を込めてしまう……そんな自覚のある方は要注意です。


歯ぎしりの影響

奥歯や前歯がすり減る

知覚過敏になる

エラが張る

頭痛や肩こり

顎関節症(がくかんせつしょう)




歯ぎしりの78割は眠りが浅いときに起こるので、睡眠の質をよくすることで改善されることもあります。


また過度なアルコールやタバコは睡眠が浅くなります。


寝つきを良くするために眠る前にアルコールを飲む人もいますが、過度の飲酒は睡眠の質を下げ、眠る直前にアルコールを飲むと、睡眠の前半はアルコールを分解する時に発生するアセトアルデヒドの影響で深い睡眠(ノンレム睡眠)に入れます。

しかしその反動で後半は浅い眠り(レム睡眠)が増えるので、実は熟睡ができません。


またタバコに含まれているニコチンには覚醒作用があり、タバコを吸うと興奮したり活発に働いていたりする時に優位になる交感神経が働くようになり、眠る時になっても落ち着きません。


結果として浅い眠りがつづき、歯ぎしりをしやすい睡眠の状態をつくってしまいます。


歯ぎしりは無意識の癖なので

これ!という改善法は難しく、


一番は「ストレスをなるべく減らす」ことだそうです。


そして頭の筋肉の硬さが歯ぎしりをさらに強めるため、頭皮のマッサージも軽減させるためには有効です。


目覚めたときに顔が痛かったり、首や肩がこっている人は

歯ぎしりを疑ってみてください。


頬骨と口の間を走る咬筋(こうきん)を手で優しくマッサージするとやや痛みは緩和します。


歯医者さんは歯のすり減りや折れることを防ぐためにマウスピースをススメますが残念ながら歯ぎしりの根本的な解決には繋がりません。



顎が痛い、歯がかけた、噛み合わせが悪い、首肩の痛み

これは歯ぎしりをしていると同時に

心にストレスがかかっているというサインでもあります。


起きている時、上下の歯がくっついている人は少し意識して、力を抜いてみてくださいね。


そして、ストレスを減らすのも大事ですが、逆に言うと

「リラックスする時間」を作りましょう😊


首肩こり、顔の痛み、気になる方はご相談くださいね☺️