♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2019 / 05 / 30  08:23

筋膜と心の繋がり

この時期にありがちな

なんだか身体が重だるい、

身体に引っ張られるように心も重くなってくる

 

そしてその逆もあります。

 

身体の心深いつながり。

 

 

最近よく聞く「筋膜」。

この筋膜が心と身体を繋ぐ働きもしているのです。

 

「筋膜」とは、「facia,(ファシア)」と言われ

実は「筋肉の膜」のことだけを指すものではなく、

筋肉の他にも骨や臓器、神経、血管、リンパなど、"全身のあらゆる器官をつなげているシステム"です。

この全身につながるネットワーク「筋膜」の柔軟性は、身体だけでなく、心の柔らかさとも関係しています。

 

筋膜というのは、全身の筋肉、筋繊維、内臓など、あらゆる組織を覆っていますが、

心臓、肺、肝臓、胃、腸などの各臓器も、単独で身体の中に浮かんでいるのではなく、必ず身体の内側で何か他の組織とつながっています。

 

それらをつなぐものが「筋膜」です。

 

デスクワークなど同じ姿勢や偏った身体の使い方をしていると筋膜に布にできるのうな「ヨレ」が生じてしまいます。

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それがコリや痛みとして感じられるほか、「心のヨレ」として

なんと感情が蓄積すると言われています。

 

これは不思議なことではなく、私たちは不安や怒り、喜びなどの感情を「肉体」でも感じています。そして不安や緊張、ストレスなどから、筋膜は脱水状態となりもつれや癒着が起こります。

 

逆に言うと筋膜が緩んでいくことで、自然と感情の解放も起こります。

 

中でも重要なのが呼吸と関係する筋膜

「横隔膜」

気が向かないことやストレスを感じたり、我慢するとき、人は無意識的に「ウッ」と呼吸を止めてしまいます。

つまり横隔膜は心の状態を膜の硬さとして影響を受け、

逆に身体の中央部にある横隔膜が動くと、その柔らかさは波紋のように身体全体へと伝わっていきます。

 

ストレスが溜まりやすい中、胸で浅く呼吸している人が多く

浅い呼吸だと、横隔膜を十分に動かすことができません。

横隔膜には自律神経も集中しているので、自律神経の動きも鈍くなり、夜になっても副交感神経が優位にならず「休息の質」が悪くなります。

するとまたストレスが溜まりやすくなる、という悪循環に

 

だから横隔膜を動かす意味でも深い呼吸は大切なのです。

 

 

 

横隔膜をはじめとする筋膜はとても重要な働きをしてくれています。

同時に「全身も心も全て繋がっている」

ことがわかると思います。

 

頭をマッサージしただけで身体の柔軟性が出るのは、頭の先から足裏までの筋膜のつながりがあるため。

反対に足裏を少し揉みほぐすことでも同様に全体の柔軟性が向上します。

 

人の身体は不思議で偉大です。

身体の柔らかさを取り戻すことは、心の柔らかさを取り戻すことにもつながります。

 

何だか気持ちが疲れてる方は

まずは筋膜を緩めることを意識してみると良いかもしれません😊