♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2019 / 01 / 15  07:59

爪からのメッセージ

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皆さま「爪」を意識したことはありますか?

女性はキラキラのネイルアート、ネイルケアなど爪もおしゃれすることもあると思いますが、

実は爪は昨日書いた肝臓と大きな関係があるのです。

 

爪を見てみてください。白い斑点があったり、波打っているようになっていませんか?

 

爪が教えてくれるのは沈黙の臓器『肝臓』からの隠れたメッセージなのです。

 

 

そもそも爪とは?

爪は骨?と思いがちですが、実は皮膚(ひふ)や髪の毛と同じ「ケラチン」というタンパク質の一種でできています。つまり、皮膚がある役割のために形を変えたものが、爪や髪の毛なのです。

 

また爪には“指の力を支える”という役割があり、人間の指先の先端部分には、骨は爪の途中部分までしかなく、爪には骨のない部分に加わる力を支える役割があると言われています。骨のない部分では爪が全て力を支えており、爪がなければ小さなものも掴むことができません。

 

というように、爪は“ものを掴む”という当たり前のことを可能にしてくれる大切な機能があり、日常生活には欠かせない器官です。

 

東洋医学的な爪と肝臓の関係

爪は「筋余(きんよ)」と言われ「筋の余り」とされています。筋の栄養は「血」で「血」は漢方的に栄養そのものです。

この「血」が少ないとカラダの中を十分に巡ることが出来ず、末端の爪にまで栄養が届かずに爪に悪い状態として現れると言われています。

そして、この「血」の貯蔵をする役割を持つのが「肝」になります。

漢方には「五行論」という考え方があり、それによると爪と「肝」は同じグループに属し、深く関係していると考えられています。

「肝」の状態が悪いと「血」が巡らないので、爪にまで栄養が行き届きません。

 

つまり「爪」に何らかのトラブルがあるときは、「肝」の不調を疑うということになるのです。

 

「爪」に出る主なサインでわかる体からの警告

 

波打っている爪

食事の変化があったことが予測できます。

または、アンバランスな食事傾向も考えられます。小腸での栄養の吸収がうまく行われていない可能性もあります。

 

縦筋がある爪

栄養のアンバランス、塩分の摂りすぎ、炭水化物の摂りすぎ、肉などの特定のたんぱく質の摂りすぎが考えられます。

また、体が乾いていても縦筋が入ることがあるため、年を取ってくると縦筋が入りやすくなります。

 

欠けている爪

食生活の乱れがあります。お菓子、パン、果物、砂糖などの糖分、アルコール、ジュース、薬、サプリメント、食品添加物などの摂りすぎが考えられます。

 

白い斑点のある爪

お菓子、パン、果物、砂糖などの糖分の摂りすぎが考えられます。

都市伝説化している「爪の白い斑点は幸運の印」でありません!

通常は、手の爪は6か月で生え変わるため、どこに白い斑点があるかで、いつごろ糖分摂取が多かったか、または、体に響いたか、がわかります。例えば、ちょうど真ん中あたりに白い斑点があれば、2~3か月前に、糖分の摂取が多かったことが予想できます。

 

生え際の半月がない爪

体の新陳代謝が良くないことを示しています。運動で汗を流すようにすると、徐々に半月が現れてきます。

 

 

経絡と内臓との関係

東洋医学では、私たちの体の中には、体を動かすエネルギーである『気』が流れていると考えます。

この『気』の流れる道を『経絡』と呼び、12の代表的な道があります。

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経絡と内臓との関係

親指肺経

人差し指大腸経

 

中指心包経(実体のない臓腑で、心を包んで守る役割と考えられている) 

心臓、脳、中枢神経系などと深い関連性があります。

 

薬指三焦経(実体のない臓腑で、消化吸収によってつくられた気・血・水を全身に巡らせる) リンパやホルモンと深い関連性があります。

 

小指の内側(薬指側)心経

 

小指の外側小腸経

 

上記のようなサインが「爪」に出たら、まずは「肝」の不調を考えますが、同時に、それぞれの経絡が担当する内臓の不調も疑います。

 

肝臓をいたわる3つの方法

方法1

「爪」にトラブルを見つけたら、まずは、原因となっているものをお休みしましょう。

それだけで、「肝(臓)」は楽に感じるでしょう。手の爪は、約6か月で生え変わりますので、結果が出るまで、我慢が必要かもしれません。

しかし、爪の生え変わりを待たずして、体が軽く調子よく感じることも多いのです。

 

方法2

食べ物では「酸味」が「肝(臓)」の機能を調整してくれますので、

「酸味」の食材をすすんで摂るようにしましょう。

 

「酸味」の代表食材:りんご、かんきつ類、酢 など

 *特に、動物性油脂を多く摂ってきた方には「酸味」が良く合います。

 

方法3

アルコールや糖分を多く摂ってきた方は、ミネラルを補給しましょう。

梅干し、海草、貝類、桜エビ、じゃこ などがおすすめです。

 

 

身体っておもしろいですね。全部繋がっているのです。そして不調や痛み、危険信号は必ず何かしらのメッセージを送って気づくようにしています。

 

ご自分の爪を改めて観察してみて、上記のような状態であれば、肝臓が疲れているのかもしれません。

 

ちょっと肝臓を休ませてあげてみることをオススメします。

 

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