♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ

2018 / 12 / 12  08:09

痛みとの上手な付き合い方「薬に頼らない」

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私が目指すこと、そしてお客様もそうなって欲しいと思うことのひとつが「薬に頼らない」こと。

 

急にものすごく寒くなったり、気圧の変動でここ数日頭痛を訴えるお客様が多いです。

 

頻繁に起こる頭痛や生理痛で「鎮痛剤」を飲んでいる方も多いと思いますが、

できれば薬に頼らずに痛みが取れたら良いですよね

 

代表的な鎮痛剤の効用として

1) 頭痛・月経痛(生理痛)・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・咽喉痛・歯痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・ねんざ痛・骨折痛・外傷痛・耳痛の鎮痛

2) 悪寒・発熱時の解熱

 

あらゆる痛みの症状を緩和するために使い、飲んで効果を感じる方もいれば、「胃が荒れる」などの副作用を感じる方、飲み続けて効かなくなってきたので、「回数を増やした」「強い薬に変えた」などといった経験がある方もいるのではないでしょうか?

 

なぜ「鎮痛剤」が効かなくなり強いものに変更しなければならなくなるのでしょう。

それは、身体の巡りが関係しています。

 

身体の巡りと痛みの関係

西洋医学で考える「痛み」には種類があります。

①炎症や刺激による痛み

②神経が障害されることで起こる痛み

③ストレスなど心理的社会的な要因によっておこる痛み

 

①の場合は鎮痛剤が作用します。

「痛み」や「炎症」の原因物質があり、主にプロスタグランジンという物質が関与していると言われています。

鎮痛剤は、このプロスタグランジンの生成を阻害することで、「痛み」や「炎症」を止めます。

 

原因物質が作られなければ、症状がおさまりまりますが副作用がでることも。

鎮痛剤で多い副作用は、「胃もたれ、胃痛」などの消化器症状。

 

これは、プロスタグランジンが胃粘膜保護している関係から起こり

プロスタグランジンの生成を抑制しているため、胃粘膜保護作用が低下して消化器の症状が出ます。

 

そして鎮痛剤の作用として、「解熱」があります。炎症部位の熱を下げることは痛みには有効ですが、炎症部位以外の熱も下がってしまう恐れがあり、

熱が下がることにより、痛みの症状が長引く、慢性化する場合も

 

そうなると、「鎮痛剤」の量を増やすことや、強さを変えても逆効果になっていってしまいます。

 

 

東洋医学的な「痛み」

鎮痛剤の効きがいまいちの場合は、東洋医学の対処法も手段の1つです。

 

東洋医学では、痛みをどのように考えるかというと

 

「不通則痛」という言葉があり

「通りが悪ければ、痛みが生じる」

という意味です。

 

何の通りが悪いことかというと「気・血・水」です

 

「気・血・水」とは、

身体を維持する成分を3つに分けて考えます。

 

「気」とは、身体を維持する生命エネルギーのことです。元気・生気・やる気など

 

「血」は、身体の栄養や潤いを与える物質のことで主に血液です。

 

「水」は、「血」以外の身体を潤す体液のことです。汗、唾液、涙、尿、消化液などのことです。

 

この「気・血・水」の通りが悪くなることをそれぞれ、「気滞」「お血」「水滞」といいます。

 

「気滞」とは気の巡りが滞ること

「お血」は古い血や老廃物を含んでドロドロした状態のこと

「水滞」は老廃物でよごれた状態の「水」のことを言います。

 

「気滞」「お血」「水滞」でなぜ痛みが生じるのでしょうか?

 

「気滞」「お血」「水滞」のどの場合であっても、仕組みは同じで

滞ると周辺の細胞や臓器を圧迫してしまうため、痛みが生じます。

 

「お血」や「水滞」は、老廃物を含む

ため、圧迫するだけでなく、周りの細胞や臓器に炎症やむくみ、冷えなどを生じさせてしまいます。

 

そして冷えが痛みにとっては大敵です。

 

冷えと「痛み」の関係

冷えると血流が悪くなり、血流が悪くなると、「気・血・水」の巡りが悪くなり、「気滞」「お血」「水滞」が生じます。

また「お血」「水滞」は身体の老廃物が外に排泄されにくくなるので

さらに「不通則痛」の部分が増え、

長引く、ぶり返す、慢性化するという悪循環に

 

薬に頼らず「痛み」とうまく付き合うには?

温める?冷やす?

冷えが「痛み」と関係していますが痛いときは痛い場所を温めたら良いのかというと

 

急性の症状の場合は、炎症が強いので、温めることが逆効果ですを

患部が赤く腫れている、熱をもってじんじんしている時は、冷やしましょう。

 

急性ではない慢性症状は温めましょう。

「お血」が冷えて余計に滞りが強く生じていたといえます。温めることによって、滞りが解消されて痛みがなくなるといった仕組みです。

 

毎月繰り返す、同じ場所が痛む、慢性化して治らない痛みは温めることをオススメします。

 

また「気滞」で起こる痛みストレスで生じることが多く、

ストレス発散をすることが痛みの軽減につながることも。

アロマや香りが効果的で柑橘系、ミント、ラベンダーなどがオススメです。

 

「お血」は冷えからと食べ物でも生じます。

桃、ニラ、玉ネギ、

青魚、アボカド、くるみなどか良いとせれています。

ドロドロ血の原因になるのは悪玉コレステロールで善玉コレステロールを増やすことも大事です。

 

水滞は冷えと飲み物からも生じます。

コーヒーやアルコール取ると利尿作用によりトイレが近くなり、むくみにはいいのでは? と思いがちですが

利尿作用のある飲み物は、

身体に必要な「水」を奪って排泄させてしまいます。

身体にとって必要な「水」が身体の外に出されてしまうため、

逆に老廃物がどんどん溜まっていってしまうのです。

お茶やカフェインのもの、糖分を含んだものではなくミネラルウォーター、白湯、で水分補給をしましょう。

 

 

誰にでも痛みを感じることはあります。

その時すぐに薬を飲む前に「痛み」はどうして出てるのか、どんな症状なのかを見極めることも大切です。

 

「鎮痛剤」に頼りすぎて体温を下げ、血流を悪くすることは

「痛み」だけでなく免疫力も下げてしまうのです。

 

なるべく「薬に頼らない」生活を送るためにはやはり、「巡りを良くする」ことが基本になります。

 

そのためには毎日の食事、睡眠、栄養、運動、そして、心のケアの全てが欠かすことのできないものです。

 

巡りを良くすることは自分でのセルフケア、そしてマッサージなどの外側からのケアもたまには必要。

私もかつてあらゆる不調と「痛み」を我慢し辛い日々を過ごしました。

それをどうにかしたい!という想いがこの仕事に辿り着いた経緯です。

今は風邪もひかず、ほとんどの痛みから解放され、薬は漢方以外は飲まない生活になりました。

「〇〇は風邪をひかない」とも言いますが

 

痛みや辛さで悩む方に少しでも役立つ何かをお伝えできたらと思います。

 

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