♪明日がちょっと良くなる♪かもしれないブログ
2023 / 03 / 05 08:47
【脾】を労り、むくみ・疲れにくい体に
季節の変わり目
元気がでない、むくみやすい、食欲がない、肌のたるみなど…何だか調子が良くないという方は
「脾」が弱っているかもしれません。
無理をすることが多い人や、胃腸を酷使しがちな人は「脾」が弱ることで様々な不調を引き起こす可能性があります。
「脾」の働きは
- 消化吸収
- 全身に栄養を運ぶ
- 水分代謝
- 血液が漏れ出ないように統制する
- 内臓を正しい位置に維持する
- 筋肉や四肢を司る
特に大事な役割は栄養の吸収で
吸収した栄養物を「気・血・水」に変え、全身へと運ぶ「運化」という働きをしています。
つまり「脾」が弱ると、まず消化吸収の能力が落ち
消化不良、食欲不振、胃のもたれ、食後のだるさ、軟便や下痢などの症状が起きてきます。
「脾」に負担をかけるのは食事(特に甘いもの)や過労のほか
「思」という感情です。「思」とは考えたり、悩んだりする感情で、思い悩んでいる時には、喉が詰まった感じがしたり、胃腸の働きが悪くなって食欲が落ちやすくなりますね。
そして、ストレス等でイライラしている状態を東洋医学では「肝が高ぶる」と捉えますが
高ぶりすぎた肝は脾の働きを邪魔するそうです。
ある鍼灸師の方がこんな例えをしていました。
肝はジャイアンで、脾はのび太。肝が高ぶる=ジャイアンが強くなると、元々強弱の関係にある脾ののび太が弱る」
だから、その状態を助けるために、ジャイアン=肝を抑え、のび太=脾を助ける処方が必要だとのこと。
脾の負担を少なくするには
- 冷たいもの、甘いものの油もを摂りすぎない
- 水分やお酒を飲みすぎない
- あまり思い悩まない
つい酷使してしまう胃腸をなるべく労りながら
ストレスはこまめに発散して「脾」に負担をかけない生活を心がけてみてくださいね。